沖縄最終回!の!はず!

そこはがんばろうよ、うん。


ということで昨日のやまぴーの授業はとても面白かったと思うzackです。いきなり授業と関係ないテキストの解説をしたかと思えば、「スローフード」についての文章なのにいきなり「スイスの山で食べたシチューがおいしい」とか、「子どもが高校生になるまでは毎月一回は家族で食事して会議を開いてた(実はコレすごいと思う)」とか話しててそれだけでも面白いのに、野球の話になると突然、


「はいっ、そこの君、好きな野球チームはどこですか?」×20。


とりあえず聞いてるだけでもあの人の野球好きが伝わってきて、この人はホントエネルギッシュだなぁ、と思いました。ちなみにパソコン大好きI先生は中日ファンだそうですね。中日がかわいs(ry


そんなこんなで8組は今日も元気です(ん?



んじゃー沖縄行きますか。もう2週間も経ったのかー、早いなー。


タクシー研修は自分たちの班は最初から「スーパーマーケットめぐり」という果てしなくどうしようもないすごい計画だったんですが、さすがにそんなことを予定表に書いたら担任Oが怒ると思ったので、「一応せーふぁーうたきも書いとくか」的なノリでその後に「市内観光」って書いて提出。つまり、もともとせーふぁーうたき(ちなみにさいじょうおんたけだと思ってた)に行く気はあんまりなく、その近くの知念岬公園のほうが行きたいなぁ、とか思ってたので、タクシー乗ったら早めに事情を説明してルートをさくさく変えてもらおうと思ったのですががががっ!


1.タクシーに乗る

2.おじさんかなり沖縄に詳しい

3.どうやらさいふぁーうたきをべんきょうしてきたようだ

4.言葉の端々に「下手なガイドより説明うまいぞ」オーラが出てる


5.い く こ と に な り ま し た 。 orz(←久しぶりに使った


そして入り口に書いてあった「ガイド:1グループ1000円。所要時間約50分」という言葉に触発されたのであろうおじさん。きっちり50分かけて丁寧に説明してくれました。あー時間が。

かといって行った意味がなかったか、というとそうでもなく。ものすごく簡潔に説明をすれば、一つのでかい岩を神聖なものととらえ、その前と後ろをそれぞれ儀式を行う場所にしていた、という話なんですが、この岩の形、というか大きさ、すごいですね。周りが木に囲まれてるからあんまり感じませんが、普通地上に十数メートルの高さの石なんか転がってないじゃないですか。それがあるということに驚き。

あとここにも戦時中に爆弾が落ちたらしく、その跡は池となってました。こんなところにもか、と悲しくなりました。


あとは細長い岩2つ(両方とも高さ15メートルくらい)が片方が片方に寄りかかる形で微妙なバランスを保っていて、しかもその下に通れる道が出来ていて、しかもその先(行き止まり)から海の方向を見ると、沖縄の神話に出てくる、神が降りてきたとかいう島が茂みの先にちょうど見えるという構成。
これなら神聖な場所として沖縄の人が考えてもおかしくないなぁ、と。ちょっと不気味なくらいうまくできすぎじゃないかと。でも何処にも人の手は入ってないんでしょうし、自然ってすごいなぁ、ということを改めて感じました。


まぁ結論から言うと、おっさんグッジョブ(ぉ


植物とかの名前とかも詳しくてですね、「これで昔はよくあそんだ」とか「食べた」とか、そんなん見ただけでわかるのかよ、という感じ。しかも、車で走りながら普通の家の玄関先にある木を指差して「あれはなんとかです」とかいえるって、この人何者?
(ちなみに沖縄は普通の家でマンゴーとかバナナとか作ってました。いいなー)


しかし!あの人は沖縄を愛しすぎるがあまり、自分たちが「スーパーマーケットに行きたい」なんて言い出したら何されるかわからん!しかし、ここは歴史を作らなければ!(なんか違う


タクシーに乗り込んで、おじさん「じゃあ次は何処に行きますか?とりあえず次は知念岬公園だよね」


「あのー、ですね」「はい」「今回自分の班は、観光地としての沖縄ではなくて、人が住んでる場所としての沖縄を見たいな、と思ったんです」「ええ」「で、ですね。あのー、皆と相談した結果、スーパーマーケットがいいんじゃないかとなりまして」「はあ」「ぜひ行きたいなぁ、と」

「なるほど、ですが沖縄には公設市場というものもあるし、」「そうなんですけど、今の飾らない生活が見てみたいなぁと思いまして」

「うーん、じゃあ行きますか」


やったー!勝った勝った!(何にだ


「んー、でもどこのスーパーがいいですかね?」

よしきたっ、おじさんは解らないと踏んでるかもしれないけど、そこは徹底的に調べたから何処にすれば良いのかは余裕!(注:エネルギーの使い方を考えよう

マックスバリュで!」


マックスバリュwなるほど」

努めて冷静に言おうとしたんでしょうが、「この子はよくもまぁこんなこと知ってるな」という若干のあきれを感じ取ることが出来ました。まぁそりゃそうだよね!タクシー研修で「スーパー行きたいです」なんて言われると思ってないだろうし。まぁでもいいや(いいの?


ということで一路マックスバリュへ。このおじさん60過ぎの割にはどのマックスバリュ国際通りに近いかを知ってるという素晴らしさ。振り返ると、おそらく自分の班はかなりの当たり班だったんだと思います。変なガイド一人つくよりよっぽど有意義。


んで向かう途中、もうすでに皆意識は飛び飛びで、コレで寝ちゃったらおじさんの大切な話がオールスルーされて切ない、とか思ったので眠気をこらえつつも意識がクリアーなときだけ反応してたら、案の定バレバレで、「昨日あんまり寝てないか?」

おみそれいたしました〜。


まあ逆にそのことを指摘されてからは目が覚めてしまって、普通に喋ってました。おじさんとの会話の内容を挙げると、

・おじさんは石垣島の出身らしい。
・んで石垣島は留守でも鍵が掛かってない。盆のときとかに帰るけど、留守でも勝手に親戚の家にあがって線香あげて帰ってくるなんてしばしば。
・車も自由に使える状態になってるらしい。乗って、もとあった場所に戻しておけばオッケー。
・何でかっていうと、近所との付き合いが綿密だから。誰かが常に見てくれてるから、車がなくなってても誰が乗ってるかすぐわかる。

→いやー、都会じゃ考えられないですね。自分は色んな人の家を巡ったときに、家の中に人がいるにもかかわらず鍵をかける、というのがふつう、ということにカルチャーショックを受けた人ですが、それどころじゃないですね。やっぱり周りの人とのつながりの強さなんだと思います。信頼関係といえばいいのかな。昔は日本全体にもあったはずなんですが、技術の発達(笑)によって失われたものは大きいなぁ、と。人間の余裕がなくなって、どんどん薄い人間になってるんだなぁ、と痛感。


・レンタカーが多くて、タクシーはお客さんが拾えなくて困ってる。
・あと、モノレールも商売敵。県の後押しとかのせいで(ここ重要)、修学旅行生とかが国際通りからタクシーではなくゆいレールを使って空港に行くようになってしまった。そんな背景もあるから、自分はまだゆいレールに乗ったことがない。

→初日に見聞きした伏線がでてきた感じ。確かにレンタカーもモノレールもタクシーの需要を奪ってるなぁ、と。特にモノレールに対しては対立する両方の意見を聞けたのはラッキーというか、勉強になったというか。


んでスーパーマーケットへ。ちゃちゃっと

沖縄そば(半額
沖縄そばのだし
沖縄バヤリースグアバ・シークワーサー)
・豆腐(!
・パン(ウルトラメロン、ブラックなんたら)
・明治の紙パックのシークワーサージュース(半額
・ちんすこうとか軽くおみやげ物類

を購入。ここでもらったレシートは家宝にします(ぇ


おじさんはタクシーの中で待機して新聞読んでました。戻ってきて、トランクに荷物を入れて出発。国際通りへ(所要時間:2分)


国際通りはそもそもご飯の時間込みで1時間弱しかなかったので、公設市場まで行って戻ってくる、というルートに。ってかほかの班員に「アクセサリーとか欲しい?国際通りも歩く?」って聞いたら、


「いらん」「いらね」「別にいんじゃね」


ハイ意見一致。


ということで公設市場の雰囲気に圧倒されたあと、2階に行って食事。皆はソーキそばを食べてましたが、自分は色んな物が食べたかったので沖縄そばと野菜炒めのセットを注文。

沖縄そば:紅しょうが入れることを考えた人は天才だと思う。味はちゃんぽんが一番近いと思う。
野菜炒め:豆腐が入ってる。ゴーヤとかは入ってないけど、チャンプルーのイメージをどことなく残してる感じ。

食事の合間におじさんへのお礼の言葉を書いて時間節約。


んで特にみるものもないので、2階の「歩」にてサーターアンダギーを購入。安室のさーたーあんだぎーとここのがおいしい、というのを調べてたんですが、すぐに売り切れるとの事だったので、まさか買えるとは思わず、とても嬉しかったです。安室の方は・・・東京で食べた(ぇ

味ですか?後日食べましたけど、すごい味が濃くてですね、おいしかったです。いやー、ネットの口コミも馬鹿にならないですね。


元の場所に戻るまでにいろいろお土産をそろえて、戻ってみたらちょうど時間でした。念のため2まそ持ってったんですが、結局お財布の中には1まそと2千円が残ってました。いみねー。


最後空港までの10分、おじさんは沖縄の特徴として「ナンクルナイサー」を挙げてました。急がず、焦らず。多少の失敗くらい気にしない。このおおらかさが最大の特徴であると。確かに、自分たちには得ようと思っても得られない領域ともいえます。

あとは、
・10月には一番大きな通りを完全にシャットアウトして、お祭りをやるとの事。中央分離帯を取り外して、直径2メートル、長さ200メートルくらいの綱を引き合うのがメインイベントなんだとか。規模がでかすぎて意味不明ですが、誰でも参加できるんだとか。
・ちなみにおじさんは、「家族が行きたいといえば連れて行くけど、自分で行こうとは思わない」とのこと。何回も出てるとそれはそれで、なんだとか。

・空港近くなると、中央分離帯のライト、あの形が少しずつ変わっていって、はとの形になっていくということ。実際見ましたが、あれは言われないと気付かないです。やはり、沖縄から平和を広げていく、との思いがこめられているそうで、ここへきて、けんしゅーどーじょーとの一致点を見出して、若干感動。

そんなこんなで空港着。おじさんありがとー。

そうそう、そういえば豆腐をタクシーのトランクの床に直で置いておいたら、ぬるくなっててあぼーん。食べるの怖いなぁ。


んで点呼をとって、重い荷物を背負って飛行機に乗り、離陸前におちて、起きて、配布された軽食を食べて、着陸。そして流れ解散。当然のごとくここは一人で帰ってなんぼ、と思ったらなんか同じ車両にクラスの人が乗ってたんですが全力でスルー(ぇ


で、最寄の駅に着く。今日はそういえば自転車ないんだっけか。ふーん。


orz


結局帰ってる途中に雨が降り出したのでかさをさしたんですが、そういえば傘を沖縄で一回もさしてないなぁ、ということに気付きびっくり。やまぴーは晴れ男だって聞いてたけど、まさかここまでやってくれるとは。


んで8時くらいに帰宅し、夕食を食べ、親が帰ってくるのを待って9時半就寝。結局この日は15時間寝てました。要はさ、修学旅行の後半は体力を気力でなんとかしてる、ってことだよね。あと精神力も使ったよね(ある意味で



ちなみにとうふもそばもウルトラメロンもおいしかったです。ただ、そばは具が入ってこそ、って感じ(めんどくさがった人



とりあえずやり残したことはたくさんある(グルメの点とか、あともっとスーパー巡りしたかった)ので、またいつかこんどはウィークリーマンションみたいなところに2泊3日くらいして、いろいろ身近な沖縄を楽しめたらなぁ、と。今度は冬、ですかね。